カニ続編

gasoline2004-12-14


きのうも書いたカニだが、まだ脱皮も盛んな若いカニとみえて、甲羅のしたに甲羅になりかけの分厚いキチン質がある(写真)。これが全くの無味無臭だけど、歯応えはまるで“かにかま”。なんか微笑ましい。
で、このしたがミソかと思ったら、おしりのほうにフレッシュサーモンピンクのたまごがギッシリと。まだ成長過程だけど、産卵はするのね。
どんなもんかと口にしてみたけど、歯触りはたまごらしく風味もあるが、かなりのえぐみ、渋みが残る。これはあまり食べれないな。しかし意外や怪我の巧妙、たまたまこの時飲んでたワインが何故かオーストラリア土産として来た着た現地価格10ドルしない白ワイン(ふたもスクリューキャップ)。酸が立ち丸みのないその味は、あぁニュージーランドでもこういう安ワインよく飲んだなつう感じだが、なんとこの若いワインがたまごの渋みを打ち消して、妙にマッチする。どんなワインにもなにか合う食べ物があるものですね、と。
で、ミソはあまりミソらしくなく、まあそれなりにミソ味も量もあったのだが、どうもそのまま食べる気にもなれないシロモノ。で、母親のヒトの腕にお願いして、ミソとたまごと少々の肉、それに生クリームや酒、ハーブを加えてミキサーにかけ、ペーストにしてもらいました。全くの思いつきで。
そこまでやってもらい食べずに東京に戻って来たわけだけど、はたしてあのペースト、どうにかして食べられたのかしらん。