食い意地メモ:実家食

gasoline2009-01-01

高草山の山芋をすっている。

朝食べたら昼食べることを考え、昼食べたら夜食べることを考えて終わった一日だった。いや、手はほとんど動かしちゃない、なにがでるかな〜と思ってただけ。

曽祖父の頃の話で、そこらの川にズガニを取に行ったり、ハラ(牧之原)まで鳩(山鳩)を撃ちに行って鍋にして食べたなんて時代の話を聞く。戦前から戦後15年ぐらいまでの事だ。祖母は家まで届けにきてくれる魚屋さんからもらった透明の氷に、砂糖をつけてもらってなめたという。母は冬、姉妹でおわんに入れた砂糖水などを井戸に下げて、氷ったものをなめた。20年ほどの時代差はあるけれど、いずれも代用アイスキャンディーの話。

ズガニも山鳩も、僕の子供もいくらかは山川で見たし、いまでもいる。西のほうでは人工的に増やそうとしてるところもあるらしいし、自然も回復してる(というか動物がヒトの街に慣れてきた)から、案外20年ぐらいしたらまた普通に食べるようになってるかもな。ズガニなんて上海ガニと同種みたいだし。