速報! インディ・ジョーンズ観てきた!

gasoline2008-06-15


いやあ、SFは絵だねえ!

すばらしい映画だった。前半線はけっこうデタラメなユーモア。“冷蔵庫に入って吹っ飛ぶ”なんてイギリス系のギャグみたい。でもその直後のトンデもなくキレのあるビジュアル(あるものを見上げてインディが仁王立ちする)はやっぱりハリウッド。んで後半の盛り上がりはまさに極上の仕上がり。ジャングルのシーンはディズニーランドのライドそのもので大爆笑&大興奮。こんなに楽しい映画はほんとうに久しぶりだ。どうでもいいがあのジャングルカッター、LEGOの玩具だけだと思ってたよ。

そして怒涛のエンディング、最後の大脱出の後のダイナミックな絵ときたら! CGIが自由に使える時代にインディが復活して本当に良かった。どんなに使い古された、教科書どおりの展開でも、絵がよければそれは新たな感動になる。そう思ったしだい。観て本当に損はない。

特筆すべきは、今回のライバル、イリーナ・スパルコ役のケイト・ブランシェット。前作『エリザベス』と打って変わってもうベッタベタな演技でお下品なスタントも実に楽しそうにやってくれてます。正直、出番が少なすぎると思えるぐらい。あと2倍画面に出ててほしい。

一点、制作者に注文つけたいのは、スタッフスクロールの後でイリーナがまったく見知らぬ土地で目覚める、というおまけエンディングをなぜ入れなかったのかということ。そうすりゃイリーナ主人公の映画やテレビシリーズ(10年ぐらい続けられそうなヤツ)を作れただろうに。そしてこの映画は、『インディ・ジョーンズ版沈黙の○○○○○』として国内に名を残しただろうに!