バタフライ・エフェクト

gasoline2005-05-21


紀宮さまというのは、究極の負け犬なのかもなあ。いや、みんな思っても口に出さんだけか。
さて、『バタフライ・エフェクト』を観た。とても面白い映画だったけど、んーもうひと踏ん張り欲しかった。
あたまでガーッとバラ撒かれたネタを回収してゆく訳だけど、話が進めば進むほど驚きが薄くなってくわけで、最後は小さく収縮してポンと収まった感じ。あいかわらず分かりませんな。
とにかく、もうひと盛り上がり欲しかった訳ですよ。彼の父親がもっと出てきて思いもよらぬ謎が解けるとか、タイトルどおり惑星規模の話になるとか。しかしそれはSFを読みなれた人間の想いなんでしょうな。
ワガママな無いものねだりは満足の証拠。スリラーとしては本当に絶品で、良く楽しめました。
写真は宮益坂。映画館では学生と間違えられ嬉しかった。