きのう映画のあと電車に乗ってたら向かいにカップルが座って、女性がそれはもう色が白くて髪はサラサラで瞳はカスミソウのように淡く細やかでありつつも華やかさをたたえ、清楚で美しく、今思い出したがすこし前ネットで話題になったイ・サンガに生活感を加え幸薄そうにしたような感じの、もうどうしよう、凄い、という形容詞かでてこない女性だったのだが(こういう見ただけでこちらの心理を揺さぶれるひとはメディアのなかだけにしてほしい。正常な判断力を減退させる)、いっしょにいる男性がこれ僕と同じぐらい青っちろいめがね男で、なんで、なんでこんな凄いヒトがこんな男とカップルなんだ、美男美女なら収まりがつく。納得が行く。しかしなぜ! ああ、この冴えないメガネ男は、なにか外見では判断できない凄い魅力があるんだろうなあ。大学とか研究機関ですごいやりがいのある研究に打ち込んでて、そんな彼の姿に彼女は惚れたのかもなあ。いいなあ幸せそうで。俺ももうちっと頭がよかったらなあ、根性があったらなあ。バタフライ・エフェクトみたく自分の人生修正できたらなあ、いいなぁあんなヒトと幸せそうに肩寄せあって寝ちゃったりして。ああ彼女の生活感あふれるパンプスと、バッグとネイルのピンク色がいいなあ。もうなんだかわからんよパロレパロレ。