食い意地日誌:やはり素晴らしきアジア料理編

まあ半分は飲み客といった感じの若者向けの騒がしいアジア風レストラン(17店舗ほどチェーン展開しているようだ)だが、酒を一切飲まずに料理を食べに行った。安くて美味しい店という触れ込みで。地下二階にあるのだが、凝った内装に大層キレイなアオザイだか旗袍だかを着たウェイトレスがいかにもな感じ。これだけでまた来たくなる。今度はちゃんと酒飲む目的で。

まず大根サラダ。シャキシャキ感が多少乏しいが、これはマストオーダー。他の料理が比較的しょっぱい&辛いので、コイツにかなり救われるのだ。生春巻きはエビが一匹入った普通のもの。久々に食べたライスペーパーのプツリという噛み応えが懐かしい。しかしこんなのニュージーだったらタダ同然で作れるのになあ。シンプルな料理なだけに食材の良し悪しがモロに出る。軟骨入りハンバーグはしょっぱ辛いソースがアジア風と言うのか、面白い味と歯ざわり。良し良し。アサリのフォは米麺(矛盾した漢字表記だな)がフェトチーニでなくてヴァーミセリ。いかにもこのテの店らしく、キレイにアレンジされたフォだった。それから棒棒鶏、なんとこれにフェトチーニ型の米麺が付けあわされていた。しかし棒棒鶏だけはどこで食べても、あのニュージーランドのマヌカウシティにある四川料理の店ほどのインパクトは無い。

えーともう一皿ぐらい頼んだっけな? 多少しょっぱ辛いのは酒が入ればちょうど良いわけで(ちなみにジンジャエールを飲んだ)、味的にも十分でござんしょう。悪いアレンジでないツボを押さえた面白みのある品揃え。そしてそこそこ安かった。アルコール無しとはいえ、様々な料理をじゅうぶん満腹の量楽しんで、ふたりで3800円! これはアタリ。