八丁堀:『うらはち』

gasoline2009-05-13

すこし前の記録。
いい天気だったんで東京駅に向かって裏通りたらんたらん歩いてたら、八丁堀から宝町にさしかかったあたりで『うまいアジフライ』の立て看板が。めずらしい。
アジフライは八丁堀の『みづほ』でよく食べてるんで、興味を持って入ってみる。定食屋というより、わりとコ洒落た和風ダイニングなのか、なんとなく若者向け。こういう店って、昼間入るとドラマのセットみたいなんだな。
アジは店保田港の黄金アジ、水沢のひとめぼれなんだと。2枚で850円、3枚で950円。出てきたアジはたしかにうまい。尾付きで開いた小ぶりなサイズだけど、とても肉厚でほっこり。厚さで火の通りに差がでるのか、濃い魚のにおいが感じられることろもある。色の濃い衣は意外とやわらかめ。
店に入ったのがピークタイムのあとだったせいか、ご飯は少し水気がとんでるような気がする。汁は味噌汁でなくすまし汁だった(貧乏性なんでこういうところで原価下げてるのかなとか思っちゃう)。付け合わせのひじきの和え物は意外な味付け。砂糖が感じられずすっぱしょっぱい。あんずのような果実の風味がする。おもしろい。

しかし、アジやコメを売りにするってのは難しいんだろな。個人的には、ありふれたモノを過度に宣伝すると、却って過剰に飽きられるんじゃないかと思う。黙ってやって結果がモノ言うんじゃないかと。