念力料理：牡蠣のパスタ

月曜日ぐらいの話。きょうなら巧くメシが作れそうというニュータイプ的直感が下てきたんだが、あいにく家にはコメもパスタもないのだった。こないだ散歩したときに、池袋西口をずっと行くと輸入食材が安い店があったのを思い出す。有楽町線を要町で途中下車したらビンゴだった。小さな店。

店先のバスケットには、スペインのペットボトル入りEVオリーブオイル1Lとか、パスタ1キロとか、正直現地でも質の良いほうじゃないだろ的な品々がどさっと入ってる。でもありがたい。プリングルスの現地フレーバーのなんかも買って外に出ると、インド系のヒトや東欧系のヒトが安い食品を見ていた。なるほど、この客層も地域性なのか、需要と供給があるものだな。

地元駅の西友ではエビを買おうと思ったが、生食用のカキパックが298円だったのでそちらにする。それに大葉を。

あとは簡単。オリーブオイルをとくとくとフライパンに注ぎ、ニンニクとちぎった鷹のツメを入れて、弱火にかける。カキはテキトーに洗ってキッチンペーパーで水を切って、おまじない程度に片栗粉をまぶす。ニンニクがしゅわしゅわ言ってるところにぺろんぺろんとカキを置いて、火はそのまま。1回ぐらいひっくり返した頃合で、みじん切りにした白ネギも入れる。火はそのまま。

なーんとなく火が通ったなと思ったら、これはカキの風味を殺すかなと思いつつも白ワインをべべっとかけて一瞬強火にして、弱火に戻して、パスタもいれて大葉のみじんぎり入れてよく混ぜて終り。

うまかった。