データセンター火災

燃えるときにゃ燃えるもんだなーと思ったが、なんか焼けたのは配電室でサーバそのものにゃ物理被害がなかったみたい。で、ふと思う。

不況で「コストカット」と名のつくものだけに投資されるという波に乗って、仮想化だクラウドだで抽象的な“コンピューティングパワー”貸しますみたいなのが本気で普及しはじめ、3年後ぐらいにゃ当たり前になってるだろう状況で、ラックが焼けちゃった、みたいなことになったらどうなるんだろ。

個人のブログだなんだはともかく、相当な規模のエンタープライズでも、今までみたく「この棚は○×社さん」みたいに割り切れなくなっちゃう環境では、逆に物凄く被害が拡散しそうな気がするんだけど。

クラウドとか言うけど、記憶容量やCPU性能がガシガシ上がってく=サーバ1台あたりの価格がぐんぐん下がってゴミみたくなっちゃうなら、逆に「この機器は○×社の○×システムの○×部分」みたく、個別の用途に応じた機能が、安価で交換可能な(冗長化が簡単な)ハードウェアに固定された、なんつうかアプライアンスの集合体みたいなやつのほうが、たしかに管理はラクなのかもなーと、誰かの話にうなづいてみたり。

なんつうかさ、仮想化して実態がどこにあるかもわかんなくなっちゃうのもSFっぽくてカッコいいんだけど、HAL9000スタートレックのアイソリニア・チップみたく、壊れたらチップ(モジュール)をすぐ交換、みたくしたほうが、耐障害性や運用の手間を考えると、いいのかなーとも思う。どーせクラウドせにゃならんほどのHPCなんて、よっぽどの会社でなきゃ必要じゃないでしょ?