神保町『露西亞料理 サラファン』

ひさびさに自由なひるめし。直前まで銀座の天津飯店で大陸っぽい水餃子をと思ってたのに、ふと神保町まで出てみたくなった。

御茶ノ水の明大下の三角地帯は、昔このあたりにいた頃からランチ的に面白い場所だったけど、5年ほど経ってコ洒落た店が集積するようになってる。その中でも老舗だろうサラファンはまだ入ったことが無い。2月に国立科学博物館に遊びに行った帰りにランチしようと思ったんだが、結局果たせなかった。

今回ひとりで入ってみる。地下店舗でほんとうに小さな店(デジカメで写真を撮るのが憚れる)。キッチンもオープンで雰囲気非常によろし。ランチは1000円で、スープとメインの組み合わせ。まずパンが白と黒ひときれずつ、バターつきで来る。黒パンがハーブが入ってるのか、柑橘系の風味も感じるパンチのある味で面白い。へえ、黒パンてこんな味するんだ。スープはジャガイモの冷製を選んだけど、ランチとはいえ美しいスープ。塩味が利いてパンのバターはいらないかも。
メインは若鶏をバジルソースで。あんまりロシアロシアした感じでじゃないっちゃないけど、こちらもきちんとした装いで、ナイフとフォークで食べる充実感がある。

いやあ、これだよ! 1000円ランチのコストパフォーマンスは! ワンプレートのボリュームで攻めるランチ専門店もいいけど、充実した時間をすごした、トータルな満足感を1000円で買える店は貴重だ。

しかし、2月に来たかったなあ。