月刊言語 2008 4

いまさらだけど、『月刊言語』4月号は素人にも楽しいね。特集“新しい語学のすすめ”ってことで、英語以外の16の言語について、それぞれ専門家が4ページの入門文を書いてる。
タガログ語が動詞で始まる言語だとか(文末にくる日本語、文中にくる英語があるんだから、文頭の言語もあって当然なのに思いもしなかった!)、サンスクリット語が純粋な表音文字であるがゆえ、単語が識別し辛い(英語だと "eat it" がそのまま“イーティト”と書かれるようなもん)とか、知らないことだらけで、スワヒリ語では“日本人”が“ンジャパニ”(Mjapani)になるとか興味を惹かれる小ネタ満載。
各記事のタイトルも、筆者自身が書いてるのか、個性が出てて面白い。タイ語「惚れこめば迷い込む、甘美な音の桃源郷」。フランス語「老いたりといえども国際語」。ラテン語「易しくはない、しかし無限の価値のある言語」。ロシア語「ロシア語はこれでもまだまだメジャー……かな?」。