築地で寿司喰うべからず

珍しく某さんに声をかけられ飯を食うことに。僕が最近回転寿司めぐりにハマっているんで、その流れで寿司、築地に。湾岸エリアは回転寿司無いからな。
築地は少し来ないうちに完全に『すしざんまい』の独占になってて(十店舗以上あるんと違うか)、意地んなって違う店に入ったんだが、ひどい!! これはひどい! なんたる寿司か! 酢飯は変な臭いついてるしマグロは水に浸したティッシュみたいだし、それより何より職人がニワトリ以下の記憶力でマトモに注文を受けられない。これは本当に凄かった。
出してもないアジを「わたしゃ絶対最初に二カン出しました間違いない。皆さん大抵気づかずに食べちゃうんですよ」と演説をぶち、そのせいで直前に頼んでたネタを忘れてる。ハイライトは炙りサーモンを炙り忘れて指摘したら「じゃあ炙ります」と引っ込め、その引っ込めたのを忘れて別のネタの入ったバットをまな板の上に取り出してその角でサーモンをぐにぐにと小突きまわし、いい加減シャリも歪みきったところでそれをおもむろに炙ってちょいちょいと形を整えまた出す奇跡。これは全てそれを注文した人間の前で行われた。よくそこで席を蹴らなかったものだ。いや自分でも美味いもんが出てこないと不機嫌になるのはダメな性格だなとは思うけど、最後に20分待たされ「さて注文がまだですけど」と言われたときにゃ流石に不機嫌を隠せなんだわ。
店を出て某さんとさんざ悪口を言ってやっと週末のストレス解消になった。ああ楽しかった。