僕のピアノコンツェルト

gasoline2007-12-03


気が滅入ってたんで思い切って仕事を早く切り上げ、西洋銀座でドイツ(スイス)映画。天才少年ピアニストの成長物語。
“天才ゆえの不幸”で泣かせる話かと思ったら意外や違う。途中で変な投げ出し方するからおいおいと思ってたら、ずいぶん楽しい方向に切り替えしてくれてかなりハッピーになれた。もったいぶった深刻さを切って捨てた、さすがに器用な映画だ。ついでに絵も音もいろいろやりたいことやってるって感じ。
キーマンとなる天才少年の祖父役は、『ヒトラー〜最期の12日間〜』でヒットラーおじさんを演じたヒト。これも楽しい演技だった。
興味深かったのは、スイスが舞台なんでいろんな言葉がチャンポンになるところ。誰かと会話するときにいちいち「標準ドイツ語で答えて」とか「スイスフランス語で結構です」とか入るのがカッコいい。香港もそうだけど、こういう地域全体マルチリンガルな環境で育つって、どんな感じなんだろな。
写真は銀座一丁目