2007年度エミー賞

AXNでいまさらながら観てる。トーマス・ヘイデン・チャーチがミニシリーズ『ブロークン・トレイル』の助演で受賞しててこれも今さらながらビックリ。『ネッド&ステイシー』のヒトじゃないか!!

ネッド&ステイシーはT.H.チャーチと『ウィル&グレース』のデブラ・メッシングが主演していたシチュエーション・コメディで、僕がNZに来てさいしょにハマった番組だった。『フレンズ』や『ふたりはムチュー:Mad about you』といったニューヨーク型のスタイリッシュなアダルト・コメディのひとつだったが、番組は1997年シーズンでクオリティがガクっと落ちてキャンセルとなった。その後メッシングはウィルグレの大ヒットでテレビ業界のトップ集団を走り続けているけれど、彼もいまキャリアを観ると、かなりキチンとキャリアを重ねてるのね。そういや『ジャングル・ジョージ』なんてあったねえ。『スパイダーマン3』に出てるのも気付かなかったよ。大好きだったコメディのふたりが、こうやって今もトップを走っているのを見るというのは、気持ちのいいものだ。

しかしあれから10年か……。

以下、視聴しながら雑記(ほんと今さらですが)。

おおっ。ミニシリーズ『ルーツ』のメンバーが出てるぞ。レヴァー・バートン歳取らないなあ。

バトルスター・ギャラクティカは監督賞と脚本賞でノミネートか。SF作品はふつう音響や衣装なんて放送されないようなマイナーな賞に行くばっかりなんで、こういうメジャーな賞でキチンとノミニーになれるって凄い事なのだ。『新スタートレック(TNG)』の作品賞ノミニーから13年。よくやったよ。

デブラは今年ミニシリーズで主演女優にノミネートされてるね。文字通りふたりそろってトップクラスなわけだ。

おや、アルゴアが出てるよ。みんな総立ち。ネットを通じた視聴者参加型番組 "CurrentTV" への受賞だってさ。数年前アカデミーはリアリティ・ショウには否定的だったのに、こういう番組はいいのか。別にネットの中だけで完結してくれるんなら役者や演出家の利害とは関係ないしね。アカデミーってぐらいだから、アタマの悪そうなものはキライで、元副大統領の作るものには賛成するのだ。

『アグリー・ベティ』のアメリカ・フェレーラがコメディ主演女優で受賞。ほんとダークホースだよね。

ドラマ男優はファイナルを迎えた『ソプラノズ』にもいい加減オマケでくれてやってもいい『24』にも行かず、『ボストン・リーガル』のジェームス・スペイダーへ。この辺シビアにやってます。

ドラマ作品賞で『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』。おめでとうございました。第3シーズン以来観てないけど、8年分キャッチアップするのはキツいしなあ。

しかしビックリするのが、7割ぐらいの作品が邦題入りで流れてたこと。ほんと、時間差なく日本に入るようになってるんだな。