私の頭の中の消しゴム

テレビつけたら『私の頭の中の消しゴム』の出会いのシーンをやってて見入っちゃった。超クロースアップ多用で細かなカットを重ねてる。集中できる画面だ。やばいやばい、こんな中途半端でなく、DVD借りて観よう。

しかし最近の地上派はハイビジョンだし字幕も出せるし、DVD借りるよりいいんだよなあ。吹き替えは小西真奈美がすごく好きな演技なんだけど、原音から切り替えると音がいかにものっかってる感じでもったいない。

……で、結局最後まで観てしまった。主人公はもっと奇病なかとおもったら、アルツハイマーだったのか。韓国じゃまだ社会的に認知されてなかったのかな? 泣かせのパートの展開はあんまり没入しなかったけど、クロースアップでさまざまな行為を映すこの手法が、最後で「記憶」というテーマを際立たせてくれて、ほろりと来てしまった。よい映画でした。