LOST

第1シーズン第9話をAXNチャネルで観てるが、びっくりした。謎のフランス人役、ハスキー声にどうも聞き覚えがあると思ったら、『バビロン5』のデレン役、ミラ・ファーレンじゃん! やー、ちゃんと役者やってたのね。大仰で訛りのある(実際はクロアチア訛りなんだが)英語や、顔の深いしわは役にぴったりだし、SFマニア受けもする良いキャスティング。久々に観れてうれしい。

訛りといえばLOSTの韓国人二人組、キム・ユンジンとダニエル・デ・キム(ダニエル・デイ・キム)に注目せざるを得ない。

キム・ユンジンは映画『シュリ』でおなじみのヒト。彼女もまさかこんなところで見られるとは思わなかった。アジア人の中だと凄い美人に見えるのに、白人の中に混じるといかにも“アジア人”な、控えめな顔だちにみえるのが面白い。メイクって凄いなあ。

ダニエル・デ・キムは、なんか20年ぐらい前からアメリカ映画のアジア人役で出てるように思えるが、調べてみたら彼も最近のヒトなのね。僕の海外ドラマ視聴史とちょうど重なるように出てきてたんで、妙に顔なじみになってた(キャンセルされた『バビロン5:クルセード』では曲がりなりにもレギュラーだったし)。

で、この二人が設定上も韓国人なんで、韓国語で会話をするんだけど、キム・ユンジンがそつなく演技してるのに、ダニエルの韓国語が物凄いフニャフニャマロマロしてて泣ける。今までのゲスト出演作品でも訛りのない英語喋ってたから、母語が英語なんだろうなと思ってたけど、やっぱり無理があるなあ。

ちょっと調べたら2歳のときに両親とともに米国移住したそうで。両親が釜山人だから、アクセントが微妙に釜山ぽいのか。韓国人のブログに「草なぎ剛の韓国語にソックリ」って書いてあって笑った。やーなるほどね。母国のヒトにはそう聞こえるのか。頑張れダニエル。