http://www.excite.co.jp/News/bit/00091128875295.html

砂糖入り麦茶はヘンか、という話。そういえば、子供の頃はウチ、砂糖入りだったなあ。いつのまにか入れなくなったけど。

今思えば、麦を焦がした(焙煎した)においは砂糖を焦がしたカラメルのにおいに近く、脳に反射的に甘さを連想させる。だから、紅茶に砂糖を入れるよりももっと違和感がなかったんじゃなかろか。でもそれってマイノリティ文化なのね。

ところで、日本以外の多くの国ではペットボトル入りの緑茶に砂糖が入っているんだが、あれも静岡の茶畑のど真ん中の街に住んでると、よく理解できる。

なかなか信じてもらえない話だけど、新茶のシーズンの茶畑は、本当にむせるぐらい甘ったるいにおいがただようのだ。

たぶん玉露が多いとあの匂いが強いの? 実家が茶屋じゃないからそこまでは知らんけど、抹茶キャンディをドロドロに濃くしたようなにおいがする。ていうか日本でもまんま「うす茶糖」とかいう精糖入りの抹茶粉があるけど。

韓国のとうもろこし茶も甘い匂いがすることを思うと、「茶」というのは、糖が高級で少なかった時代に、少しでも糖を感じられるものを摂取しようとする欲求によって進化した飲料なのかもなあ、と幻想を抱いてみたり。