イーガン先生の新刊『ディアスポラ』がそろそろ発売じゃないかと気づき、近くの小さな本屋に行くが平段に変化なし。あー10月だっけ? 帰ってWEBを探したら、明らかに金曜に出てるっぽい。いそいでジュンク堂まで出かけたら、売り切れだった。SFの文庫で売り切れって、あるもんだなあ。

結局リブロで山になってたんだけど、まさかイーガン先生も太平洋の北側で出すたび出すたび売り切れるようになるたあ思ってなかったろうな。

しかし先生の長編は『宇宙喪失』『順列都市』『万物理論』と漢字四文字で来たんだから、今回も統一してほしかった。

そういえば僕がさいしょにイーガン先生を意識したのはニュージーランドの書店で、SFのペーパーバックの表紙って宇宙船とかのダッさいイラストなのが非常に多いんだけど、そんななかでイーガン先生のGollancz版の装丁は、目を見張るほどスマートで美しく、統一感があった。

結局、原語でイーガン先生を読み切る根性はなかったけれど、日本語でこうやって読んできて、あちらのパブリッシャーが装丁になにか気品のようなものを持たせた事に、深い共感を覚える。

さて、読みますか。