食い意地日誌:戦慄! ドブテイストラーメン編

昼飯をキチンと取らず、土曜日の4時などという時間帯にラーメン屋に入った自分が悪いのだ。ネットのローカル掲示板で「僕はいつもココに行きます」などという匿名の書き込みのみを信頼した自分が悪いのだ。駅の近くのその店に入ると、客はゼロ。まあそりゃそうだろこんな時間帯だし。だいじょうぶだいじょうぶ、と自分に言い聞かせながら3歩進んでカウンタ席に座ろうとする、その3歩のうちに、ヌツーンと。発酵しすぎた糠味噌というか、生乾き雑巾というか、ドブのスメルが。

頭の中で警鐘がガンガン叩き鳴らされるのに座ってしまったものは仕方ない。メニュに目を泳がせ、聞き慣れない名前のラーメンを注文。ドブスメル一向に収まらず。店員が落ちた冷凍餃子を拾ってもとにもどすのを目撃。ドブスメル。麺をゆで始める。店員ふたりも手持ち無沙汰になって、3人で奥のテレビでサヤカちゃんとかいう女が上海の街でチャイナドレスを選ぶのをぼけーと見る。ドブスメル。麺が茹で上がる。食べる。絲切りにした鶏肉とネギをラー油で絡めたもの(豆板醤らしきコクは一切感じられない)が乗ってる。従ってスープも、カップ麺の醤油味にラー油を垂らしたのと変わらない軽薄な味。そして麺を啜る間にも容赦無く襲うドブスメル。

680円、まさしくドブに棄てた。



30分後、物凄く腹が痛くなってきた。真剣に営業停止だぞコノヤロー!


  • 朝たまごかけごはん。
  • 昼上記のとおり。
  • 夜スパゲティ。ミートソース。あとアスパラも。茹で上がったばかりのパスタにオリーブオイルをたらーと垂らしただけで、無性に幸せになる。