食い意地メモ:220円の黄金

わたしゃインチキグルメなわけで、その本懐は、要はコストパフォーマンスなんだと思う。値段相応の味。工場大量生産で化学調味量ガンガン使おうが、値段にあった味なら良いと思うし、値段以上の味を発見したときはとても嬉しい。

夜食の為にローソンで買った120円のカレーパン。銀座木村屋總本店 辛口カレーパン120円ナリ。そしてその帰り、自販機で買ったお茶。琉仁カスタマーサービス製「さんぴん茶」100円。カレーパンは見るまで気づかなかったが、あまり出まわらないブランドだろう。さんぴん茶も同様、これは物珍しさで買ったが、ほのかにジャスミンの香りがついていると書かれている。

で、カレーパンをひとくち食べて、そしてさんぴん茶を飲んだ。瞬間、あ、これなら毎日行ける! と思った。この組み合わせは、奇跡だ。88円のカレーパンよりは多少上品でしっかりした味付けのカレーパンの後味を、さんぴん茶がキレイに消して、そして確かにジャスミンの香りがすっと残る。缶のお茶はビタミンCと鉄由来の酸味で刺々しい味なのだが、カレーパンの後ではそれが逆に、キリッとした爽やかさという長所にすら感じられる。

幸せなことだ。

  • 朝食べず。
  • 昼パン。
  • 夜スパゲティ。