1999年アカデミー賞

5時間遅れぐらいでニュージーランド21:30から放送された第71回アカデミー賞授賞式、観ました。

いきなりウーピー・ゴールドバーグが白人になって出てきた。ビビった。不気味だった。あ、パトリック・スチュワートが出てる。今回はドーラン塗りたくって、見栄えは良かったです。素だとなんか脂ぎってるんだよなあ。いくらセクシーでも中年まっさかりだし。お。『バグズ・ライフ』のデイヴ・フォーリィも声の出演してる。ってことは会場のどっかにいたんか。そして、次回の目標は、ロベルト・ベニーニを黙らせることだ!(あのひとホントに人が善いんだろうなあ) 故人録ではクロサワは紹介されたけどヨドガワは無理でした。個人的に注目は、会場で使われてたスクリーンが、ほとんど壁に絵が映ってるぐらいの感覚で映してたんで感動。超高品位テレビだろう。

さて、最優秀賞の『シェイクスピア・イン・ラブ』はまだ観てないんですが、ノミニーのなかで観た限りでは、『エリザベス』が最高でした。16世紀のヨーロッパってのは、あんなんだったんか! とひたすらあらゆる意味で驚きと感動。なんだルネサンスが始まっても全然中世っぽいじゃん。やっぱ歴史は点の連続じゃなくて1本の線なんだなあ、と改めて実感。舞台となるイギリスローカルのはなしでなく、フランス、スペイン、スコットランド、更にヴァチカンと、まさに世界規模のダイナミックな展開。それぞれの国の大使が、まるで格闘ゲームのキャラみたいにいかにもその国らしい格好してるのが面白かった。あと、高校の歴史じゃまったく触れられないけど、スコットランド王国の女王! 男勝りの振る舞いにラテン語を操る知性。カッコ良すぎ! この映画は高校生が見れば世界史が好きになれると思う。

そういや『アーマゲドン』はラズベリー賞を獲れたんかな?