その口で地球を語るか。

肩がどうにも動かなくなったので、6時ごろマッサージを受けにいった。按摩さんにやってもらいながらラジオで流れるNHKのテレビ中継を聞く。なんか首相がプレゼンしてた。温室ガス削減についてらしいが、いかにも教科書どおりみたいな構成のプレゼン。しかしそこはかとなく、数字ナメまくったのを感情論で隠してるっぽい感が漂う。ヘンなたとえ話でごまかしたり、地球の為、なんて言っちゃったり。

しかし、国の政策が「地球」を語る時代になったのか。地球連邦とかじゃあるまいし、なんかウサん臭いよなあ。大切な星、宇宙に輝くエメラルドを救うために、国民は年間7万円の負担をしましょうって。実際地球なんて多少気温が上がろうが下がろうが存続するだろうに。それより「人類生存環境」とかにしてくれたほうがまだ説得力がある。いまの気候を守らないと、いまと同じ人類社会が維持できないんだよ、と。だったら、たとえば空気に税金がかかったとしても、仕方ないと思えてくる……ような気がする。