おはよう世界

NHK-BS放送開始20周年とかで、BS1『おはよう世界』も特集組んでる。んで第一段が米ABCのニュースキャスター、チャールズ・ギブソンへのインタビュー。
いやこんなエエもん朝っぱらからサラリと流すなよ。身支度してたら半分見逃してしまった。踏み込んだ内容ではないけれど、要点を押さえた良いインタビューだった。
ラストの『おはよう世界』視聴者へのメッセージは、ちょっと感動したかも。自身『グッドモーニング・アメリカ』のキャスターであったことを踏まえ、その仕事は視聴者の目を覚まさせる、寝ているあいだも世界が“大丈夫であった”ということを伝えることだ、なんて事を言っていた。

しかし『おはよう世界』、このポスト世紀末のニュース荒野に現れた救世主のような番組だ。
海外ニュースのつまみ喰いと思う無かれ、どの地域の何を伝えるか、毎回きちんと編集しているのがよくわかる。そして、キャスター自身が編集にコミットして、きちんと伝えたい事を喋る。この安定感は、他のニュースや、押し付けがましいだけのニュースショーにはない。
もったいないのう、これがBS1だけとは。せめてNHK-Gの『おはよう日本』で15分でも枠を取って、同じ編集方針でやれればいいのに。
世界の姿を見せるのは、なにより子供の教育によいだろう。