東銀座:とんかつ『銀座 にし邑』

gasoline2009-01-30

午後から泉岳寺で仕事だったんだけど、あちらの駅周辺にはロクな店がなさそうだったので、地下鉄乗り換えの東銀座でいちど地上に出て、歌舞伎座の裏あたりをぶらぶらとしてみた。
銀座もはずれなので、路地には“ふつう”のお店が、立ち並んでいる。とは言ってもどの店のランチメニューも揃えたように1000円スタートで、銀座外沿部より200〜300円高いんだけど。
歌舞伎座角のラーメン屋からひとふた区画歩いて、寿司屋、蕎麦屋、昔ながらの喫茶店、イタリアン、コ洒落たワンプレートディッシュを出すカフェ、シチューの専門店(これは今度行ってみよう)と、かなりの種類があり迷う。結局、なんとなくしっかり食べたくて、いかにも古そうなトンカツ屋に入った。
驚いた。もう2時直前なのに、狭い店内のカウンターはほぼ満員。まさか店内がこうだとは思っていなかった。スーツ姿は少なく、住民らしい普段着っぽいおじさんおばさんばかりだ。
カツを揚げてるのはおっさんひとり。4人のおばちゃん(失礼)が給仕して、なかでもやたらと「はい〜! はい〜!」言う威勢のいいおばちゃんがボスらしい。出てきたカツは、ぼってり厚くて思った以上に柔らかい。ガツッと喰いでがある。これは満席になるわけだ。
ポイント高いのがご飯。どっかの宣伝まんまの表現力しかないのが悔しいが、つややかで粒が立ってるんだ。味噌汁(豚汁)は時間帯が遅かったせいもあったのか、ちょっと臭いぐらい濃厚な肉かすたっぷりの煮込み具合だった。これは好みかね。
犬も歩けば棒にあたる。神保町『いもや』以来、久々に“あたり”のトンカツを引き当てた気がする。満足々々。


池袋駅の西武口・東口通路、年末ぐらいから突然あふれるように増えたホームレスのひとが、一掃されてる。かわりに警告の貼り紙が等間隔でぺたぺたと。みんなどこ行ったんだろ……。

写真は関係ないが六本木ティーキューブ。