エキストラ

21世紀イギリスコメディ界の寵児となってしまった、リッキー・ジャーヴェイスのコメディ・ショウ。僕がNZを離れたあとでブレークしたんで、いままでマトモに見られなんだ(飛び飛びでは見てたんだけど)。で、ビックカメラで4000円ぐらいで売られてたんで衝動買い。まとめて観て、久々に転げまわって笑った。

いちばんストレートに笑えたのはケイト・ウィンスレットの回。どストレートの下ネタ。ヤバい。下ネタやってるのがバレちゃった時のウィンスレットの表情といい言い訳のしかたといい、低俗すぎる。サミュエル・L・ジャクソンはちょっといじり足りない感じ。パトリック・スチュワートはこっちも下ネタだが、パトリックの表情がまた素晴らしかった。ハダカと聞くと子供のように顔が明るくなるんだもん。いやーこのレベルの俳優女優を使うと、単純な下ネタも凄まじい演技力で迫ってくるんだ(やってる本人にしてみりゃ余興芸みたいなもんだろうが)。いいもん観た。

しかし日本人はイギリスコメディというと『モンティパイソン!』と条件反射で叫ぶのはちょっともったいないぞ。そりゃクラシックで物凄く偉大だし、いまだ見られる理由はじゅうぶんあるんだけど、その後もイギリスのテレビ史は続いてるわけで。なんつうか、日本の現代史を学んだ英米の若いのんが、日本のアイドルカルチャーつうと『ピンクレディー!』と叫ぶのと似てる。見よう、いまの海外テレビを!