パブロフの馬鹿

前にも書いたけど『プラハの春』は、その単語が見えた/聞こえただけで、反射的に泣けてくる。別にチェコの革命史をきちんと思い出せるわけじゃないんだけど、脳内になんか圧縮された情報があって、それが再生されてスイッチが入る。

あと『ロボコップ』にも弱い。いくつかのシーンが脳内に再生されて、またたくまに泣けてくる。ロボコップは誰がなんと言おうと最高に泣ける文学だと思う。

で、最近気づいたんだが『ヴォルテール』にも弱い。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/080729/chn0807290346001-n1.htm

この記事、ヴォルテールの単語が出てきたら突然涙腺があふれてきた。ヴォルテールを引用した記事そのものは、冷静に見ればナルシスムに溢れたヤな記事だと思うのに。まさか産経の記事で涙ぐもうとはなあ……。