時速270キロの天国と地獄

珍しく関西出張、人生二度目ののぞみ700系で移動中。
きのうあれだけ追い詰められてもピクリともキーが進まなかったレポートが、新幹線車内だとゴリッとでっち上げられちまう。不思議ね……。時間だけでなく距離でも追い詰められられてるっつう感触がないと、手が進まないのかしら? デスクじゃなくルームランナーの上の方が仕事が進むかもしれん。
そんなわけで書くのも二度目だが、車内でPCカタカタやってるヤツなんて、たいてい仕事のできないサラリーパーソンなわけ。名古屋でやっとPC閉じて残り時間を気にしながら東京名物東京弁当をせこせこかき込み始めるなんて、タダでさえ時速270キロで走ってるのにこれ以上何をそんなに忙しくするのかと。
本当の出張者なんて、ほら隣の席のひとみたく、飯も飲み物も持たず、ただ東海林さだおの文庫本を2冊手元に置いてひたすら、読む、まどろむ、を繰り返すのが正しいんだろう。
東京弁当はしじみの炊き込みがしっかりした味付けだった。しじみはみそっかすみたいだったけど。