ムセそうな広告

gasoline2008-04-17


都営線とくに大江戸線の車内広告はヘンなのが多いが今回みたのは派手にヒドかった。スケッチャーズという靴の広告。
いわく「L.A.セレブのプライド」。自らセレブっつうとこからして恥ずかしいが「あなたの靴は女性に見られている」とか「靴をナメてる男は女にナメられるよ。知ってた?」とか女性の顔どアップの写真とともにセクシズム全開のアピール。「女にナメられない靴。」とかどんだけ劣等感抱いとんのじゃ。しかもその女性の写真がまたぼんやりした魂のない表情で魅力がぜんぜん出てない。あげく「駅を降りて買ってみませんか、この靴」と、セレブのプライドどこ吹く風の直接的な購入アピール。で、肝心の靴の写真はぼんやりしたタダの白いスニーカーにしか見えずどう履きこなしたらセレブなのやらちっとも訴求力がない。
これがなんと一両買い上げ広告で、中吊り、棚上、大江戸線では異例なことに床のシール広告までつけて、癇に障るコピーと写真が360度全方位から飛び込んでくるナイス拷問車両。助けてくれ。“男”“モテ”を直接的に強調し過ぎて、広告から獣臭がする。こういうのはそのテの雑誌の中だけにして欲しい。あるいは男性専用車両とかいうバカバカしいアイディアが実現したら、だ。