インチキ仕事にて

インチキ仕事だから何事も浅く薄くやってるんだけど、インチキ商品の広告を打つこともある。で、メディア兼代理店のヒトが連れてきた制作会社のヒトにちょこちょこアピールポイントを伝えて書いてもらうわけだが、やっぱり制作会社によって質が全然違うんだな!
いや今回こっちも短納期でムリなお願いしてるし説明がヘタだったり九割がたこっちが悪いと思うんだ。それに今までのウチのカラーと違うやわらかいイメージだし。
でも、そんなこんなとは言え、出てきたコピー(という程のものでもない惹き句)が、『残り物には福がある』ってどうなのよ? ひとんとこの品物捕まえて『残り物』って。
ん。これ読んだ客だってムッとするんちゃうかな、ウチは残り物を買いに走るぐらい切羽詰まった会社なんかと。
と言うことを先方に伝えたいんだが文句だけ言っても来週いっぱいでより良い原稿ができるわけないのだ。短納期にしたのはこっちだ。ちゃんと具体的な改善案を朝までに考えんと。
いやしかし、短納期を差し置いても、業者がちがうとレイアウトも文章の質も商材の理解力も、目に見えて違うもんなんだななあ。どこをどう修正依頼していいものやら。こういう制作依頼のやり取りの感覚って、自分で身につけてくしかないのかね。