クローズアップ現代「女性科学者の闘い〜猿橋勝子さんが遺したもの〜」

――女性科学者のさきがけであった地球化学者 猿橋勝子氏。彼女の足跡と、彼女が創設した猿橋賞を受賞し、猿橋の意思を継いで活躍する女性科学者たちを紹介する――

僕の勝手な思い込みでドキュメンタリー(つうか30分のリポートだな)をドラマとして観るのはよろしくないとは思うけど、女性科学者、それも学会の会長レベルのひとたちがこれでもかと並んでると、もうそれだけで勝手にすげぇ物語(見えない差別と戦いながら研究の道を究めたとか)があたまに浮かんできて泣ける。カッコイイぜ! もはやフェティシズムが入ってるかもしれないが、女性リーダーというのは本当にイイ。

ふと思いついた限りで、印象に残ったSFフィクションの女性リーダーをつらつらと

  • 『火星転移』火星大統領 キャシーア・マジュムダー …… 彼女が政治家として立身出世し、火星の独立を成し遂げ重大な政治決断を行うまでの物語。まるで良質の少女漫画のようだ。
  • スタートレックボイジャー』ヴォス人首長(大臣) オダラ …… スタートレックの女性リーダーといえばもちろんボイジャー艦長 キャスリン・ジェインウェイ大佐を出さなければならないけれど、彼女の7年172話の物語に対しても、たった1エピソードに登場した女性議長の迫力(というか役者の演技力)は群を抜いていた。過去異星人のアブダクションに遭い銀河の反対側で進化したハドロサウルスの長。
  • バトルスター ギャラクティカ』人類大統領 ローラ・ロズリン …… 乳がんに耐えつつ人類最後の生き残りを率いてゆく悲劇の首長。中年女性が演じる政治的駆け引きがこんなにセクシーなんて!