スターゲイト SG1

第9シーズン 第180話『スーパーゲイト』
テレビつけたらたまたまやってたんだが、“おっきいSF”の話でちょっと観ちゃった。本気で観てないんでテキトーだが、こんな感じ。
スターゲイトとは、銀河じゅうに張り巡らされたワームホール・ネットワークの入り口(直径5メートル程度)だが、謎の勢力に支配されたある惑星上のゲイトからフォースフィールドが拡張し全惑星を包む自体が発生する。同時にそのゲートから別の物質が軌道上に放たれ、直系400メートルの巨大円環を構築する。フィールドの中で惑星の質量が減少をはじめる。軌道上の円環の構成物質はスターゲイトそのものであると観測され、ここで謎が解明する。400メートルもの直径の長距離ワームホールを恒常的に維持する為には、ワームホールの両端にブラックホール程度のエネルギー源が必要であり、フォースフィールドは外敵を防ぐためではなく、そのブラックホールの影響を限定的にする為のものだったのだ。フィールドで覆われた惑星体積はブラックホールに取り込まれる過程で縮小し、こうして縮退した物質を、最終的にゲイトを使って転移させるのである。

ブラックホールで惑星を縮退とかいうのがどうにもバカの壁っぽいが、たしかこんな感じだ。まあ400メートルであれ巨大で無機質な人工天体を描いた点と、惑星規模の現象を、安っぽいCGIを使わずに「モニタ内のワイヤフレーム・シミュレーション」として描いた点は非常に評価が高かったり。

お話はこの謎の勢力の所業をドンパチやって食い止めるという、これまたスターゲイトらしい安っぽいオチで終わらせてしまって本当に残念。場当たり的なアクションドラマに走らず、もうちょっと真面目に世界観(宇宙観)を構築してけば、こういう話も本当に見ごたえのある、ハードSFに近いテレビSFになったかもしれないのに。