ちょっと前だけど、http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/1a529720d99d05f354e96d4b82a1b331から、第五世代コンピュータ開発計画てのがどういうもんだったのかを読んだ。無知な文系としては、いまさらながら、うひゃあとしか言葉がでてこない。これって要は、SFやそれに類する漫画・アニメに出てくる、人語を理解するコンピュータをつくろうってことだったの? 古典的な少年漫画に出てくる「コンピューター! あいつの弱点はなんだ!?」ピーカタカタカタ「テキノ ハイゴカラ オソイカカルベシ!」とかいうやつを?

これって仮に当初の企画どおり成功したとすると、wikiにあるようにまがりなりにも超AIとかが出来ちゃうわけで、今風に言うところのシンギュラリティが起こせちゃったりして? うっわー。日本人って凄かったんだね……。

よく「もしも第二次大戦で日本が勝ってたら」みたいな世界のお話があるけど、この論法で行くと、既存のほとんどのSFは、「もし第五世代コンピュータが実現していたら」の世界のお話なのかもしれない。“知性がノイマン型コンピュータである”ということが証明されてしまった世界。自分がPCだった頃の記憶を持つアンドロイドだとか、日記帳のアプリケーションから進化した仮想人格だとか、そうでなければ実現できない。

いや、実は第五世代コンピュータの研究は、秘密裏に成功していたのかもしれない。ただ実現の為の並列処理のリソースが足りていなかっただけで。そこで、研究者が各企業を裏から操り、コンピュータをダウンサイズさせると同時にインターネットを拡大させて、どんどんどんどんコンピューティングパワーを拡大させているのだ……。インターネットは最初から、超AIの為の道具だったんだよ!