世界の終わりの隅田川

gasoline2006-07-29


隅田川花火見てきた。
18時に蔵前駅から出たら、既に交通規制で厩橋が通行禁止なってて待ち合わせ場所に行けない。現場はさながらディザスター映画。
厩橋の前は全面に警察のピケットラインが張られ、住民証明書の黄色いカードを持つ人間しか通れない。サーチライトを備えたヘリが何機も飛び回り、断続的なサイレンが聞こえる。ピケットの向こうで監視車両の上に立った警官から、市民に平静を保つようアナウンスが流される。「みなさんには7時半から順次橋を渡っていただきます。立ち止まることは禁止されています。このピーポ君のプラカードが見えますか? これが裏返ったら歩き出してください」。しかし橋の前のひとだかりは増え続け、状況を理解できない外国人が吠えたてる。ピケットの最前列ではすでにヒトの圧力が限界に達して、無慈悲な権力の前で女性が悲痛な声を上げる。「助けて下さい。子供がいるんです、あぁ、助けて……」最後のはウソ。
結局もういちど大江戸線に乗って両国までいって、なんとか待ち合わせ場所にたどり着いたが、まるで『宇宙戦争』か『日本沈没』な状況にちょっとドキドキ。国家権力ってこえぇなあ。
花火後は門前仲町で二次会して終わり。きょうは大江戸線しか使わんかった。