DS購入

テレビ買ったポイントで、おもわず任天堂DSが手に。あーあやっちゃったよ。
いっしょに買った『NEWスーパーマリオ』をクリアして(ファミコンマリオ3に近かった)、いまは『マザー3』に夢中。5000円ぐらいって、そのきになればポイッと出せちゃうから大人って怖い。一回飲み会に出たとおもえば。
久々に伝統的なRPGをやったけど、とても楽しい。先に進みたくてしかたないし、そのための経験値稼ぎも苦にならない。最近の他のゲームを知らないけれど、これはとても良くできた作品なんだろうな。オーセンティックで。
明治だか昭和初期だか、だれかが漢字不要論を唱え失敗してから数世代後、日本には『ひらがな文学』が芽生えかけた瞬間があった。それがファミコン後期からスーパーファミコン初期の、RPGの時代だったと思う。主にメモリ価格と開発費の理由で文字から漢字が排除され、さらに、少ない文字数でどれだけ豊かな世界と深い物語を表現できるかが競われた。
マザー3の作家のひとは、それに気づいて、その伝統を遺すために、いまこの親指の爪大のカードに100MB超のデータが乗る時代に、こんな古いスタイルのゲームを作ったのかな、と思う。
ちなみに、このひらがな文学の最高傑作は、『ヘラクレスの栄光3 神々の沈黙』だと、今でも固く信じてる。