ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
こっ、これはなあ……。おもろなかったなあ。
演出が悪かったのか、いや、やっぱり原作の構造が映画にするにはちょっとチャチだったんじゃないのかね。指輪物語は確かな世界観を持ったファンタシーだったけど、こっちはどっちか言うたら、童話か、ストレートな教訓話、じゃないのかな? 世界の構造があまりにもご都合主義というか、ストレートに夢っぽくて、なおかつ説教臭さをも感じる。じゃあチャーリーとチョコレート工場はどうなんだという話もあるわけだけど。
なんにしろ人間キャラもCGIキャラも活き活きしてなくって、チーターとかグリフィンとかカッコイイにはカッコイイんだけど、すごくもったいない。魔女役のティルダ・スウィントンも、なにせまともにヒトと対話するシーンも少ないので、コンスタンティンに比べてすごく演じにくそうに見えた。