おもいでの単語。

gasoline2005-06-29


読書の記憶のなかでは、『アルファ・ケンタウリ』という単語が、こころにずっと染み付いている。
ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』を読んでいて、これがサイバーパンクの始祖かよわっかりにきい文章でウダウダウダウダ続けやがって二流の日製マンガアニメみたいだダセエななんて超不遜なこと思ってたら、最後の最後にこの単語が出てきて、すとーんとオトされた。声に出して笑った。根拠もなく、超感覚的に、「これは立派な本物のSFだ!」と思った。
なんでこの単語に過大なインパクトを受けてしまったのか、当時の自分の心理状態はまったくわからない。
ただ、史上最高級のギャグであり、SFワードとして、心に染み付いている。
写真は晴海トリトン。インチキ仕事だけど、うち勝たなければならない、そして少しだけ勝った、そう思った日。だからきょうはサラダ記念日。パロレパロレ。

*後注:立ち読みで読み返したら「ケンタウルス系」でした。馬鹿馬鹿馬鹿! 記憶ってあてんなんないね。