太陽の簒奪者

いやー実に面白かった。久々に読みたいSFが読めた感じがする。ネタのびっくり度はこの程度で十分。キッチリと宇宙戦争やってるところにシビれる。

これが海外作家だと倍か3倍の厚さで背景やら政治劇やら恋愛話やら濃〜くつめこむわけで、実はそれはそれで読みたかったりする。そういうの大好き。コンピュータとのコミュニケーションの部分とか、もっともっと読みたい!

あと、アメリカ人作家の書くSFに出てくる日本人て、ちょっと歪んだ感じがするんだけど、日本人作家の書くアメリカ人てのも、同程度に歪んでいるもんだなあ、と思う。この小説に限らず。