月刊言語

電車内で小説ひとつ読み終えたんで、インターバルにしばらく前に買って忘れてた『月刊言語 8月号』読んでるんですが、いや相変わらず専門誌ながら良い読み物ですな。
巻頭には言葉にまつわるエッセイが、いつも3,4本載ってるんだけど、たいてい4本載ってたら3本は非常に心地好く読める。
世界各地でフィールドワークする学者たちの現地での出来事なんかが多いが、なかには非常にドメスティックな話もある。
今月の巻頭は、痴呆に罹った筆者の母が、ある発言を最後に自らの言葉を閉ざし、ひとことも喋らずに命を終えてゆく話。
でき過ぎなぐらい良い話だった。