ちょっと年より臭いことを書く。

日本人のモラルが落ちたという説には反対なんだけど、仮に真実なら、電車に乗るとなるほどと思う。
山手線では綺麗な女性の合成音声が、優先席で優先されるべき対象をことこまかに伝えてくれる。大江戸線で電車が出るときホームの端を歩くと、それを感知したコンピュータが警告のメッセージを流してくれる。どの駅の壁も、もとのデザインなど無視した案内、警句、お願いの張り紙張り看板であふれてる。駅長手書きの墨字で、「ベビーカーの駆け込み乗車は危険です」
親切すぎるのだ。みんなが親切でモラルのアドバイスをしてくれるので、かえってモラルを忘れてしまった。コンピュータの漢字変換に慣れきって、かえって漢字を忘れるように。そもそも最近の若者は（以下略：バカの壁でも読んでください）。
写真は大手町、ファーストスクエアからのビルの重なり。