ロード・オブ・ザ・リング 第2部

観てきました。前作観たときも思ったけど、やっぱ原作読んでおくべきだな、この映画は。文章でこの映画の面白さを理解していれば、この映画がどんなにすばらしいかが十二分にわかるだろうというのは、想像できる。

ただ哀しいかな、この10年ですっかりSFに染まってしまった私には、純ファンタジーを読む能力は失われてしまったのです。SFとファンタジーは元来ひとつのジャンルに入れられるものであるはずなのに、何故かファンタジーであればあるほど、読めなくなってしまう。それが傑作だとわかっていても。オズもナルニアも読みきれなかった。それどころか屈辱的なことに純SF作家であるラリイ・ニーヴンの書いた『魔法の国が消えてゆく』や、『ホビットの冒険』を宇宙SFに化したパット・マーフィの『ノービットの冒険』も途中で投げてしまった。自分でも不思議なぐらい。

ほんとになんでだろう。なんかSFの“はしか”みたいなもんで、いまにまた子供の頃みたく読めるようになるんだろうか?

どうでもいいがスタートレックTNGの1エピソード、『混迷の惑星スプ・リケット』は、ライティングの段階では『混迷の惑星オズ・ナルニア』でした。まあ知ってるマニアならみな知ってる、それ以外のヒトにはどうでもいいという役に立たん情報。