私立探偵濱マイク

いろいろと挑戦的なテレビシリーズだそうで、何度かちらちらと観てはいたが、通してみるのはきょうがはじめて。映画やCMの映像作家に監督してもらって、新しい色、新しいテレビのクオリティを作ろうという試みらしい。

感想。各エピソードを撮る作家の個性がどの程度出ているのかわからんので、ひょっとして今回だけ特に肌に合わなかったって可能性もあるんだが、うーん。結局、今までの日本のテレビ(或いは一部の映画)と大して変わらないんじゃないか。まだまだ単なる“ドラマ”、つまり“ステージ劇”なんだと思う。“テレビドラマ”じゃない。

傲慢かましてよかですか? 物凄く広い意味での話で、画面の作りにしろ役者の演技にしろユーモアと感動の持たせ方にしろ、なんというか、ディフォルメのしかた、作法というものがあるんだと思うけど、それが日本のドラマってのは、過剰に演劇っぽいと思う。世界史レベルではテレビドラマってのはもとはステージ劇の生中継から始まったモノだから進化論的にはそうであって当然なんだけど、その演劇的なあり方から完全に進化して、テレビ独自のリアリティとディフォルメのバランスを得たときに、本当に新しい試みが成功したといえるんだろう。そういう意味で、濱マイクの試みは、最初の一歩をどこに踏み出したらいいか、というレベルだと感じる。ていうか画面の色のつけ方もBGMの出し方も、なんか全然アレだ。ホントにこれでええんか。

最後に。この作品、僕的にはすっげーダサいと思う。カッコええの? このセンスは、このユーモアの持たせ方は?




その後衛星放送でERを観る。いちど観たエピソードだが、おもしろいわ。モーラ タイニーさいこう。

  • 朝シリアル。
  • 昼パン。
  • 夜うなぎ。にがうりとか。