メン イン ブラック 2

スターウォーズの陰に隠れてしまった人気SFコメディの2作目。陰に隠れてしまっても、まあイイんじゃないの? ボクは観て楽しんだから、的な感想。1作目にSFらしい面白さが十分すぎるほど込められていて堪能したので、本作はレベルが下がったとは感じないけど、もう素直にコメディを楽しむだけのモノ。テレビシリーズ第2話的とも言えるかもしれないし、実際にテレビシリーズ(実写のネ)になって欲しいけど、新しいSF的アイディアにかけるのは、不満かな。てなわけで、ホントにただの、映画の第二弾。それ以上でも以下でも。

役者についてふたつ。

ひとつ。これを観に行くモティベーションの大きな要因となったのが、敵役で出演するララ・フリン・ボイル。『ザ・プラクティス』で美人検事を演じるヒト。大ファン。しかしこの使われ方には、まあうすうすわかってたけど、ガッカリ。ちーーーっとも美しくないんだもん。これじゃあ日本で初めて観たひとには、単なるケバくてイロモノで大根な女優としか記憶に残らないよ。トホホ。もっと美しいし鋭く知的な視線も持ち合わせてるし演技力だって十分あるハズなのにい。

ふたつ。冒頭で主人公の同僚として出る脇役の パトリック・ウォーバートン。今回真に注目すべきなのが彼の演技だ。実は、彼は現在公開中の『ザ・ディッシュ』にも出演している。日本人の殆どだーれも気づいてないと思うが、出演作品が2本同時公開というちょっとしたウォーバートン祭りだったのだ! 本作での彼は、強がりなマッチョだが実は弱気なエージェント。ザ・ディッシュではお堅いNASAの役人。全く逆の演技で、脇役としての堅実で幅の広い演技力を見せつけてくれる。本作の“いんちきマッチョ”が彼のよく演じるスタイルで、ザ・ディッシュでの役どころに逆に驚いた。最近はコメディテレビシリーズ ザ・ティックで主役も演じた(漫画原作のギャグヒーローで、虫のノミかなんかがスーパーマン化したもの)けど、有名コメディ『サインフェルド』(やたらとハイファイブをやりたがるエレインのマッチョな恋人役)や『ニュースラジオ』(会社の乗っ取りをたくらむマッチョな陰謀家役)での見事な暴走ボケっぷりと、M&M's のコマーシャルでのこれまたボケたマッチョ役でのCGキャラとの競演で、アメリカ人の脳裏にも広く薄く残っていると思う。実においしい、コメディ俳優である。日本でも、名前は覚えられなくてもこういうキャラの俳優がいることは覚えられていいと思う。

  • 朝シリアル。
  • 昼カレー。インドカレーランチ。ラム。久々に喰った。うめえ。もっとインドやトルコやマレーシアやタイの飯を常食にしたいよお。ラクサケバブパッタイ
  • 夜牛肉とか。