『アリー マクビール』(アリーmyラブ)遂にフィナーレ

アリーマクビール、本国で“打ち切り”。

とはまあ日本の芸能誌の書き様。視聴率が減ってたのは事実だろうし、それが終了の原因だろうけど、時期的にも話数的にもシーズン途中の打ち切りってわけじゃあない。むしろ、継続か終了かわからないままシーズンフィナーレを迎え、秋の再編発表までウヤムヤのままヤキモキさせるありがちな終了よりよっぽどハッキリしてるし、幸せな終わり方じゃあないかなあ。ちゃんとグランドフィナーレを作れるわけだし。シリーズ的にもテーマが「若い女性」の恋愛と自立ってだけに、5年は過不足無いスパンだと思う。ダラダラと続けるフレンズよりはよっぽど。

蛇足だが、アメリカの主流クオリティドラマ・コメディはソープオペラ(延々と続く恋愛劇)の要素を取り入れて発展したんだけど、逆に恋愛そのものをテーマにしてしまえば、基本的に1話完結で人気ある限りモラトリアル的に続くというフォーマットとは相容れなくなってしまうようだ。逆にいえば日本やアジアの12話程度でシリーズが完結するフォーマットは、実に恋愛ドラマ向きと言えるんじゃないか。それがドラマの自由度を縛りまくってて僕は嫌いなんだけど。

僕はアリーは第2シーズン以降構造的な問題からどんどんパワーダウンしていったと思ってるわけで、それでもあのクオリティで一定の面白さと感動を維持してきたんだから、いまとなっては(第2シーズンの頃の僕は本当にゲンメツしてた)、やはり製作者 ディビッド E ケリーたちの力量は素晴らしいと思う。この引き際も含めて。



しかし海外テレビの話題をZAKZAKなんかで知るようになったとは、ほんとに離れてしまったなあ。きょうもヒューゴー賞のノミネートリスト見て、ベストドラマティックプレゼンテーションに僕の知らないテレビシリーズが無いことを確認してほっとしてる次第。『バビロン5』の隆盛をリアルタイムで目撃できた僕の幸せは、どうやらまだ継続しそうだ。

  • ピロシキ
  • 昼KFCのランチセット。やーやはりケンタッキーは日本に限りますな。ビスケットもコールスローも。
  • 夜春キャベツのパスタ。こないだテレビで観て作ったが、なるほど美味いわ。いやキャベツじゃなくてオイルとの絡め方が。パスタは炒めちゃいけないのネ。こんな基本も知らなかったとは反省。