月面着陸が無かったっておいオマエ!

いやテレビをちらっとつけたら、偶然入ったのよ。アポロ計画がウソだったって。前にもネットでチラっと見たけど、この眼で観ると、ちょっと、愕然とさせられる。ああいうテレビは、なんというか、もう、酷いとしか言いようが無い。

たまたまやってたシーンはよりにもよって、アポロ1号の事故の犠牲者は実は陰謀で殺された、というもの。NASAの反論とかいうのをなおざりに紹介した後、犠牲者の母親を出して「あれは陰謀だ」と言わせる。母親がウソをつくはずがない、と。不幸にも息子を失ったショックで少々偏執的になってしまった母親(と書けばそれこそひどい書き様だが、ほかにどう書けと?)を出して、見世物のように証言させてる。これはもう、犠牲になった人々への冒涜だ。

ピラミッドが宇宙人製造だった程度なら4500年前のことだからまだいいが、携わった方々の殆どが存命であるわずか30年前の事実をこう、真面目な顔してウソちゃうかとメディアで言いふらすのは、犯罪的では? 亡くなった方々がどういう想いで月を目指してたかを考えれば。テレビ欄で見れば他には「宇宙人殴打事件」だとか「未確認生命体ジャノ」だとか、半分おちゃらけた内容みたいだが、だからこそコレに関しては冒涜的だと思う。

とりあえずコイツを信じてる人は、今すぐ From the Earth to the Moon - 『人類、月に立つ』のDVDボックスを買って全話観よ! まあしかしコレ事実を元にした“ドラマ”なんだから原理的には説得力ゼロなんだが、アポロ計画を知りたくなるきっかけとしては十二分だ。んでまあ色々真実を知ったら、製作したトム・ハンクスと原作アンドリュー・チャイキンに正座して詫び入れて、それから全米全世界のアポロ関係者に謝罪行脚だ! 行け! ゴー!

  • 朝なっとうごはん。
  • 昼パン。
  • 夜ラーメン。