食い意地日誌:和風創作料理の罠編

久々に親のヒトと外食。無論親のヒトのカネで。この昼まで1日2食の卵かけごはんと納豆ごはんの連続だったんで、インチキグルメパワー全開。入ったところは何故か日系創作料理。前菜の鳥のマリネはタタミイワシだ明太子だリンゴだアンズだで飾って多彩だが、却ってまとまり無し。どれとどれを一緒に口に入れると絶妙のハーモニーとか、そういうんは無いんかい。『キムチの王様』と名づけられたのはポッサムキムチかなと思ったが違う。亜種か。ていうか実はあれだけ韓国好きなのにキムチがあまり食べられないんで(漬物が苦手なのだ)、コメントの資格は無いんだが。白菜の中にはセリをたっぷり挟み、更にコチュジャンを掛けてあるため漬物らしさが殆ど消えて実にマイルドな、これはもう日本料理。キムチ嫌いにも美味しかった。刺身はアジのなめろうとヒラメ。恥ずかしながらなめろうという料理を知らなかった。父親のヒトによれば、漁師の洋上食で、船に持ち込む味噌で魚を叩いて和えたものだとか。ヒラメは十分なこってり感。あとは焼いたカニをお吸い物と一緒にたべるヤツと、最後に冷麺。冷麺はピョンヤン式の蕎麦でなく小麦系の麺でびっくりだが、結局はちょっと品のイイ冷やし中華ぐらいにしか思わなんだ。盛岡冷麺と書いてあったが、盛岡で食べたらもっと美味いと違うか。

ああ、書いてみれば不満ばっかり。やっぱインチキグルメ野郎だなあ自分。しかしやっぱりこういう店は雰囲気で食べさせる店なんだなあという確証を得た感じ。

さて、酒も入って食後はどうしても甘いものが食べたくなる。飲むとラーメンが食べたくなるというのが定番らしいが、僕はそうなったことがない。持ってる酵素が違うんだろう。最近ハマってるのはスーパーで売ってるあんみつセット。寒天・黒豆&フルーツと餡と黒蜜が別パックになってて自分で混ぜるやつ。ベストのは生協で売ってるヤツで、フルーツの替わりにフルーツソースだが量のバランスが絶妙で、ちゃんと噛み応えのある牛皮が入ってるのが素晴らしい。お値段は高め。他の量販店なんかで安く売ってるのは、このバランスがどれも悪く不味い。

  • 朝たまごかけごはん。
  • 昼なし。
  • 夜上記の通り。