夜の道

16日付から未記入だった4日ぶん、記入しました。実質2日ぶんですが。

11時過ぎ、メインストリートの一本脇の道をとぼとぼと家に歩く。大きな交差点に当たり、体を電柱に凭れ掛けて信号を待っていると、向こうにも髪の長いアジア人の女性が独り。長い信号。車はもう殆ど通らない。向こうがちらちらとこちらを見ているのがわかるし、こちらも同様にする。変わらない信号。右にも左にも車の影は無い。僕と彼女はほぼ同時に、右足をゆっくりと前に動かし、そして止めた。互いの顔を直視する。一瞬の思考。赤い信号。

最初の一歩を踏み出したのは僕だった。彼女は続いて、安心したように歩み始める。交差点のほぼの中心で、僕と彼女は、目を合わせる事無くすれちがい、何事も無く歩いて行った。ここでお互いに見つめ合って微笑んだりするのは、互いがえっれえ美男美女だった場合だけである。それにしても長い信号やのう。

きらびやかなスカイタワー・カジノの横にある地味なコンビニもどきの24時間ショップで、夕食用にカップ麺を買ってしまった。パッケージは中国語、しかも簡体で書かれている。日清の中国大陸向け専用の商品が、なぜか10000キロ離れたニュージーランドで流通しているのだ。2ドル50だけどそれでも利益になるのか。お湯を入れて3分待つと、のびきった麺と味気ないスープの懐かしい味。去年の11月、僕は北京でこれを食べていたんだった。


  • 朝食べず。
  • 昼コンチネンタルの簡単パスタ、チキンカレー味。
  • カップ麺 大陸仕様の出前一丁(チューチィエンイーディン)香茄鶏茸面(チキントマト味)加倍大碗面(1.5倍)。