戦争が始まった

現在NZ時間午前2時。戦争だ。最近毎年恒例のNATO対どっかほかの国。NATO側のジャーナリストは国外退去を命じられた。セルビアは全面戦争をしてるつもりだ。日本のジャーナリスト、活躍のチャンスだ! あ、すべての海外ジャーナリストが退去か? NATOの戦闘機が1機不時着したらしい。NATOの本部で記者発表が行われてる。

てなわけで、世界的な大事件になるとテンション上がりっぱなしです。何が凄いって、たった今、後々の歴史の本に載って何人もの学者が研究するような事件が起きて、それをテレビを通してこの目で観られるんですよ! 12時間ぐらい前、各国の首相たちが続々と、世界に向けて、あるいは自国民に向けて、声明を発表しました。歴史の本ではよっぽど詳しい資料でも1行で済まされるようなその瞬間が、テレビで見られるんです。アメリカのクリントン大統領とイギリスのブレア首相が、どんな顔をしてどのような句を引用して、どんなスピーチをまとめたか、そんな、歴史の顔が見えるんです。昔、教科書を読みながらふと想像したこと……この歴史的事件にあの歴史的人物がどのような姿で臨んだのか……それが、見えるんです。すげえ。自分が巨大な人類史の一部であることが実感できる。

やっぱ、不謹慎ですかねえ。

しかし、ヨーロッパ内のことだけあって、BBCワールドのテンションは高い(カンボジアなんかだともうちょっと冷静)。そうすると、イタリアのひとなんかどんんな感じでこの戦争を見てるんだろうか。日本で言えばプサンあたりで戦争やってるのと同じだもんな。