電脳コイル

ラスト3話でさすがに話の落としどころが見えてきた。でもやっぱり風呂敷は広げてるうちがたのしいよね。畳まれ始める物語を見る一抹の寂しさよ。前回の「量子回路アンテナは電磁波以外も拾っていたの」て説明セリフには瞬間的に思い切り妖怪アンテナが立ってキタ!! 宇宙からの通信!! 異文明の人格転送量子ストリーム!! と思ったけど普通に想定内のオチでした。そこまでやんねェよな。ははは。


演出が時間不足なのか、前回あたりサブキャラの演技がちょっと上滑り気味かなあ(長い説明セリフが読んでる感を拭えなかったり、叫びながら走る顔と演技があってなかったり)と思ったけど、さすがに主役の演技はいよいよ力が入ってきた。主人公ふたりとも特に泣きの演技が上手い。ずっとこの豊かな演技を聴いていたいけど、泣いても笑っても残り2話、どれだけ盛り上げてくれるか。