漢字の国

週なかなのにこってり飲んでしまった。熱燗にブリの鎌焼きの脂こってりの身をほじくり出して食べ、最後にスーパードライですっきり。

新宿南口は来るたびに工事が進んでるけど、完成形が見えないなあ。
変わらず緑色に光る巨大な『新宿駅』の文字を見て思うのは、中国の駅。
あちらでも巨大な駅名がネオンで輝いてたんだけど、日本と大きく違ってたのは、字体が達者な毛筆だったこと。どこのターミナル駅にも、日本のようなブロック体の看板はなかった(ふつうの庶民のお店はブロック体だけど)。ご丁寧に執筆者の記名までネオンになってる。誰かの揮毫をそのままネオン看板にしてるわけだ。
それを見て、この国ではまだ文字の権威が生きてるんだなあと思った。
毛沢東の生家のあるど田舎の街にあった立派な図書館の看板は、江沢民の揮毫だった。