未来を垣間見る。

半蔵門の本屋の監視システムがすっげーカッコよかった。レジ脇にわざと客に見えるようにモニタが置いてあるんだけど、単機のカメラが物凄い機敏さでアングルや焦点を変えてて、それも漫然とパターンでやってるんでなく、どうもヒトを認識して変えてるっぽい。さらに驚いたことに客が本を開くと、確実にソレ（一定面積の白い面？）に反応し、ぐっと手元による。うわぁお監視社会！ ファジーだニューロだ言ってた時代から幾星霜、コンピュータやらモーターやらの性能がやっと“AI”を感じさせてくれるシステムを実現させてくれた。X-ファイル第1シーズンに出てきたのあのしょっぼい監視カメラが懐かしいぜ。
こういうシステムはもっとバンバン転用して広めてほしい。たとえばちゃんとヒトの進む方向と速さを認識して、ストレスなく開閉する自動ドアとか。そうすればいつの日か、テレビや漫画の杜撰な妄想だった「ビルの警備システムをハックしてうんぬん」という犯罪が、リアリティを持つようになるかも知れない。
写真は関係なく、月島駅そばの「ムーンアイランドタワー」。ヒネりなさい。